~OARETの灯をつなぐ~
会社を経営していると、ふと立ち止まって思うことがあります。
「自分がいなくなった後、この会社はどうなるのだろう」と。
最初は“自分の理想”を形にするために始めたOARET。
けれど今は、この会社が“誰かの居場所”になっている。
それが何よりも嬉しく、そして何よりも責任を感じる瞬間です。
私がOARETを通して残したいのは、建物でも制度でもありません。
**「人を想う心」**です。
それがOARETの根っこであり、
私が次の世代に託したい唯一の“遺伝子”です。
スタッフが利用者さんに優しくできるのは、
その優しさが“会社の空気”として流れているから。
その空気を守れる人こそ、
OARETの未来を担うリーダーだと思っています。
次の世代には、私のやり方を真似してほしいとは思いません。
むしろ、私を超えてほしい。
OARETを新しい形に変えて、
次の時代に合った介護の在り方を築いてほしい。
そのためには、「自分で考え、自分で決める力」が必要です。
上司の顔色ではなく、利用者の笑顔を見て判断できる人。
そんな人たちがOARETを動かすようになれば、
会社はどんな時代でも生き続けると信じています。
私は社長として、
スタッフ一人ひとりが「自分の人生を生きている」と感じられる職場をつくりたい。
介護の仕事は、人の“最後”に寄り添う仕事。
だからこそ、働く人の“人生”も大切にしたいのです。
次の世代には、どうか“誇り”を持ってほしい。
介護は社会の根っこを支える仕事であり、
そこに関わる人たちは、誰よりも強く、優しい。
OARETの未来は、もう私の手を離れつつあります。
それは少し寂しいけれど、同時にとても誇らしいこと。
私が灯した小さな火が、
次の世代の手で、もっと大きな光になることを信じて。
― そして物語は、続いていく ―

