～自分に嘘をつかない～
私はこれまでの人生で、数えきれないほどの選択をしてきました。
その中で一つだけ、いつも大切にしていることがあります。
それは「自分に嘘をつかないこと」です。
経営者という立場になると、正解のない判断を毎日のように迫られます。
利益を優先するのか、人を優先するのか。
理想を貫くのか、現実に合わせるのか。
どの選択にもリスクがあり、時には孤独を感じることもあります。
そんなとき、最後に頼りにできるのは“自分の心”だけです。
私は、自分の心が「正しい」と思える方を選ぶようにしています。
たとえ遠回りになっても、たとえ損をしても、
その選択を後悔しない自分でいたい。
それが私にとっての“使命”だと思っています。
会社を経営していると、「結果」が求められます。
数字や実績はもちろん大事です。
しかし、私は人の心に残る経営をしていきたい。
誰かが悩んでいたとき、「OARETで働いていて良かった」と思ってもらえるような、
そんな会社を残したいのです。
世の中は効率や生産性を追い求めがちですが、
介護という仕事は“非効率の中に価値がある”世界です。
人が人に寄り添う瞬間には、時間も手間もかかります。
でも、その「時間」こそが人の心を温める。
それを大切にできる会社であり続けたい。
私が社長として目指すのは、「特別な成功者」になることではありません。
目の前の人に誠実であること、仲間を大切にすること、
その積み重ねが結果として信頼を生み、OARETという“場”を育てていく。
その過程こそが、私の生き方そのものです。
社長は会社の鏡だと思っています。
私が迷えば会社も迷う。
だからこそ、どんなときも「想い」を忘れないようにしています。
OARETを立ち上げた原点、
あの「なんでデイサービスが無いんですか？」という一言に込められた想いを、
これからも胸に刻んで歩み続けたいと思います。
“人に優しく、志に真っすぐに。”
それが、私・寺尾洋一の社長としての生き方です。
OARETという会社を通して、
誰かの人生を少しでも温かくできるなら、
それが何よりの幸せです。
